【プラヴォ・ヤズディとは?】イグノーベル賞の実話を簡単に説明!
日本テレビ「そんなことある!?」で取り上げられる
プラヴォ・ヤズディ
今回はプラヴォ・ヤズディについて簡単にまとめていきます!
プラヴォ・ヤズディ騒動とは?
アイルランドでは1995年から急激に経済成長をするのですが、
このことを「ケルトの虎」と言われています。
「ケルトの虎」で好景気のアイルランドには貧しい国であるポーランドなどから仕事を求めて大量の移民がやってきました。
そういったポーランド人が増えたアイルランド国内ですが、あることに頭を悩ませていました。
それは「ポーランド出身のプラヴォ・ヤズディによる交通違反」です。
プラヴォ・ヤズディはアイルランド国内のあらゆるところで駐車違反やスピード違反を犯し、違反の件数はなんと50件以上。
アイルランド警察はこのポーランド人プラヴォ・ヤズディをどうにかしなければと思っていましたが、ひとつ不可解な点が…
それは交通違反で取り締まるたびに、プラヴォ・ヤズディの住所が変わっているということです。
警察はこのことで本格的に調査を始めたのですが、とんでもない事実が発覚することになります。
「プラヴォ・ヤズディは存在しない」
実はプラヴォ・ヤズディという言葉はポーランド語で「運転免許証」という意味で、
そのような人物が存在するはずもありませんでした。
つまりこの一連の真相がどうゆうことかというと、
ポーランド人の交通違反を取り締まったポーランド語が分からない警察官がポーランドで発行された免許証をみて、プラヴォ・ヤズディ(運転免許証)を名前だと勘違いしたということです。
↓上部真ん中に記載しているPRAWO JAZDY(プラヴォ・ヤズディ)
なんともマヌケな騒動なのですが、話のオチが落語みたいなのでだれかに話したくなりますね♪
ちなみにアイルランド警察はこの騒動によって2009年にイグノーベル賞を受賞しました。
イグノーベル賞の理念が「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる」ということなので、プラヴォ・ヤズディ騒動にピッタリすぎる賞であります♪
アイルランド警察には皮肉ではありますが…
ではこの辺で。